基本的に、トリマーにお願いをしてトリミングをする必要のないチワワは、家庭でトリミングができる優れもの! 身体をいつも清潔に保ってあげることは、病気やストレスの予防にもなるので、定期的にトリミングをしてあげましょう。



用意するもの>
ラバー・ブラシ(スムース・チワワ)
スリッカー・ブラシ/コーム/スキバサミ(ロング・チワワ)

スムースの場合は、ラバー・ブラシでマッサージをするように、ロングの場合は、まずは首からお尻にかけてスリッカー・ブラシで毛の流れにそってブラッシングをし(毛の多い首回りは丁寧に)、胸の部分は毛を逆立てるようにブラッシングします。しっぽの毛は、もつれても無理にひっぱたりしないように。
最後にコームで顔と耳、そして全体を整えて仕上げます。力を入れすぎてブラシをすると皮膚が傷ついたり、急に顔を動かした時にコームが目に入ってしまったり、ということもあるので御注意を。


  用意するもの>
犬用シャンプー、タオル、ドライヤー、綿棒、ハサミ(肛門のう液をとるため)

シャンプーは月に1〜2回がちょうどよく、シャワーを使用すると細かいところまで濯げるます。この時に、肛門のう液を絞りだしてあげることも行ってあげましょう。
小型犬は自力で肛門のう液を押し出すことができなく、たまりすぎると病気になってしまう可能性もあります。肛門の回りの被毛をあらかじめカットし、肛門をはさんだ両側の約2センチほど下にある袋状のグリグリした部分を、肛門の方へ押し出して肛門のう液を絞り出します。
チワワは寒がりなので、シャンプー後はドライヤーで乾かし、また、耳の中に入った水を綿棒で拭き取ってあげることも忘れずに。


  用意するもの>
ガーゼまたはハブラシ、ハミガキ液またはハミガキ粉

ガーゼを手にまいて直接磨いてあげたり、ハブラシを使って歯を歯を間を掃除してあげましょう。歯には歯垢がつきやすいので、歯周病にかかる恐があります。
たまりすぎた場合は、動物病院で歯石を削ってもらわなくてはなりません。

  用意するもの>
細い綿棒、耳用ローション

立っているチワワの耳は通気性がいいので、あまり蒸れる耳ではありませんが、一ヶ月に1〜2度は、耳アカや、悪臭がしないかチェックしてあげましょう。
汚れていた場合は、市販の耳専用のクリーナーを綿棒に湿らせ、くるくる回して取ってあげます。身体が小さい分、耳の穴も小さいので細い綿棒が便利です。

  <用意するもの>
コットン、目軟膏

チワワの目は大きいので、他の犬と比べてほこりが入りやすく、傷つきやすい。
散歩した後や、ブラッシングした後、またホコリが充満しているところなどに出くわした場合は、必ず目になにか入っていないかをチェックしてあげましょう。
異物が入っていたら、ぬるま湯をたっぷり湿らせたコットンで軽くなでるように拭き取り、目軟膏を目のふちにつけて、まぶたを上下つまんで、軟膏が目に行き渡るようにマッサージします。
また、目の回りが赤くなったり、目やけが起きた場合は、ぬるま湯か専用クリーナーで拭いてあげるとよいでしょう。

  <用意するもの>
爪きり

床を歩いた時にカチャカチャといいだしたら、カットをする時期です。切る爪の指をつまんで持った時に、肉キュウからはみ出た爪の部分がカットする部分。カットした際に切り口を見て、中心に黒い点が見えたら、血管や神経が近い証拠でから切るのを終了して下さい。全体的に丸く切ってあげると、爪が割れずにすみます。

基本的には家庭で手入れができるチワワですが、ドッグ・ショーの前日など、今日はキレイにしてもらうぞ! という時はトリマーさんに頼んでピカピカにしてもらうのも手です。お値段は各店鋪によって異なりますが、シャンプー(爪きり/耳掃除/肛門のう液除去つき)はだいたい¥3000〜、またカットなどをしてくれます。